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第六話 ズニ族 オオカミ襲来

リオンとクリンは、雪深いズニ族の村を訪れていた

クリン「ここがズニ族の村か…」

リオン「ああ、でもクリン、なんだかさっきから変な鳴き声が聞こえないか?」

クリン「…ほんとだ。あれは…オオカミの遠吠えだ!」

リオン「早く村に入れてもらおう」

二人は急ぎ足で村へ向かった。

焚き火のそばで番をしていた若者に声をかける。 リオン「僕はリオンです」

若者「待っていたぜ。俺はブライアン。今夜は見回りの当番だ」

リオン「見回り?」

ブライアン「ああ、あんたたちも聞いたろ?あのオオカミの声を」

「雪が降る時期はいつもこの村にやってきて 家畜の七面鳥をねらうから見張ってるのさ」

クリン「そうなんだ…」

ブライアン「悪いがあんたたちは自分の身は自分で守ってくれ」

ブライアンは焚き火に木をくべながら言った。「さあ、スープを飲んだら部屋で休むがいい」

夜更けの村に不穏な叫び声が響いた――

ブライアン「あいつが来た!みんな、手伝ってくれ!」 村人たちが駆けつけると、柵の外には鋭い牙を光らせる一匹のオオカミが立っていた。

村人たちはそのオオカミを「スティング」と呼んでいた。針のようにまっすぐ伸びた牙が、名前の由来だ。

リオンは一歩前に出る。「みんな、ここは僕たちに任せて。行くぞ、クリン」

クリン「リオン、気をつけて。あいつ、すごく飢えてる…」

スティングは家畜の七面鳥をめがけて襲いかかろうとしている。

リオンは石を投げたが、スティングは巧みに避け、リオンを睨む。

スティング「まずはお前からだ。」

スティングはリオンに飛びかかった。

そしてリオンを地面に押さえつけた。

スティング「待ってな。今、その喉もとに喰らい付いてやるから」

スティングがリオンの喉を捉えようとした その瞬間 空から矢のように何が降ってきて スティングの顔をかすめた。

スティングは思わず飛び跳ねた。

クリン「あ、あれは!」

リオン「オオワシのヘンリー!」

ヘンリー「久しぶりだな、リオン」

ヘンリー「俺は百里を見据え千里を翔ける。 助けが聞こえたからきてやったぜ。」 

クリン「これは心強い味方が現れたぜ!」

ヘンリー「リオン、オレが突っ込むから後は頼むぜ」 リオン「ヘンリー ありがとう」

ヘンリーはまた上空高く舞い上がり急降下を開始した。

ヘンリー「行くぞ!」

びゅーん

スティングの顔に向かっていく。

スティングはおもわず後退りし、体勢を崩した。 「今だ!」 リオンは叫ぶ。「バッファローの精霊よ、僕に力を!」

腕がみるみる太く硬くなり、まるでバッファローのツノのようになった。

そしてそのツノのように逞しくなった腕で スティングを力いっぱいぶん投げた。

スティングは大きな木の高さほど吹き飛ばされ、雪の地面に叩きつけられる。

リオン「クリン、今だ!スティングの心を 洗うんだ」

クリン「わかった!」

クリン「スティングの心よ、静まれ!」

スティングの体が青白く光を放った。

スティングはもう動けない。呼吸だけが 静寂の闇の中で聞こえる。

だが、闇夜からもう一匹のオオカミが現れた。

クリン「えっ、もう一匹⁈」

しかしそのオオカミは、優しい目でスティングに寄り添い、傷を舐めていた。

リオン「…クリン、大丈夫だよ。戦う目をしていない。」

クリン「あーびっくりした」 クリンはほっと一息ついた。

こうしてスティングとの戦いは終わった。

リオン「ヘンリーありがとう」

ヘンリー「無事でよかったな。それじゃもう行くぜ。俺の名はヘンリー。百里を見据え…」 クリン「千里を翔ける。…だろ」 ヘンリー「お、おぅ。」 ヘンリーの顔が少し赤くなったように見えた。

ヘンリーは村の無事を祈るように上空を旋回し 羽ばたいていった。 クリン「ありがとうヘンリー」

この事件の後、ズニ族の村を獣が襲うことはなくなった。

なぜなら、スティングたちが村を守ってくれるようになったからだ。 スティングたちとは、あの時のメスオオカミと、その子供たち家族のことだ。

村長は焚き火の前で語った。「風が教えてくれた。家族は血だけじゃない。心を寄せ合えば、それも家族だ」

それ以来、スティングたちは村の守り神として語り継がれることになった――。